ホームページに戻る


コミックマーケット 52

1997年8月15・16・17日(金〜日)
東京国際展示場(ビッグサイト)

 なんか随分時間が過ぎてしまったので、印象が薄くなってしまったなあ。
 参加したのは2日目と3日目。さすがに金曜日は休暇を取れなかった。そもそも3日間も体力が持ったとも思えないけど。
 とにかく、涼しい。信じられないくらい涼しい2日間だった。おかげで、体調は完璧、という訳でもなかったにもかかわらず、何とか2日間を楽しく過ごすことができた。毎年こうだといいのに。
 2日目、土曜日はレッツ&ゴーと十二国記サークルをひたすら回る。どちらもそれなりに元気がいいので何だか嬉しい。それにしても、十二国記サークルのレベルの高さは尋常ではない。どうなってんだ、これは、と思っていたら、中心になってジャンルを引っ張っているサークルがいるのだと知り合いが教えてくれた。なるほど、そういうものなのか。
 レッツ&ゴーでの今後の個人的要チェックサークルはCOUPDETATと酉咲舷燈館。前者はラフな線で描くちょっとエッチなほっぺたがグー。後者は完成された絵とマンガとしての上手さにまいった、という感じ。カップリングにこだわりはない(どれでもオッケーともいう)ので、あえて記すまい。
 十二国記で以前からチェックしていたサークルのうち、いくつかは行列サークルになってしまい、面倒なので(おいおい)本を見なくなってしまったのだけれど、行列ができてないとこもあってほっと……するのは失礼だよなあ。とりあえず、温かい描線と独特のギャグ風味のキャラクター解釈が嬉しいミルクの王国と、ちょっと鳥山明入ってるシャープな描線とちょーかっちょええレイアウトが魅力のやまぶきは、これからもチェックしつづけるだろう。行列ができないでいてほしいような、もっとメジャーになってほしいような。うーん。
 3日目、日曜日はほとんど売り子してて終わってしまった……。寂しい。とりあえず、歴史系をぐるりと回る。買い逃していたしばてんくいずの『長崎海軍伝習所物語』の1巻が再版(再々版か?)されていて喜んでしまった。後は、長い話のプロローグらしき気楽書房の『千年遡流』(垣武天皇とその弟早良親王の少年時代のお話)が、ちょっと期待させるデキでニコニコ。冬が楽しみ。
 しかし、最大のショックは中国共産党というジャンルの存在(?)を知ってしまったことだろう。CASTの毛沢東×周恩来本にはクラクラきてしまった。毛沢東の冷めた美青年ぶりがかっちょえー。
 そうそう、2日目で書き落としていたけれど、スタジオ・アマルティア『真相の噂 通信総集編3』を読んでかっこいー文章だなあ、としみじみ。真似して書いても意味はないけど、このくらいかっこいー、と思わせる文章を書いてみたい、とつくづく思う。って、こういうこと書くと、「ナメんな、それでいいのか」と言われちゃうんだろうなあ。(1997.9.3)

(先頭に戻る)


ホームページに戻る