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コミック・クリエイション3

1997年6月15日(日)
東京ビッグサイト東2ホール

 ううむ、コミケ以外の即売会は基本的に行かんのだが、知人に売り子の手伝いを頼まれたのでしかたなく行く。いやー、こじんまりとしててこれはこれでいいなあ。全ジャンルを3回まわってもまだ時間が余るぞ。
 とりあえず、宮台真司の講演会は、米沢御大とのかみ合っているんだかないんだか良く分からない掛け合いも含め、なかなか面白かった。社会学系の人って、大抵の場合、文章に自分を出さずに、客観的位置に自分を置くように書くから、こういう形で自分が表面に出て話すのを聴くと、随分印象が違って楽しい。援助交際してるような女子高生もやっぱりきつい、という現象が出てきてほっとした、というあたりが一番面白かったかな? エヴァが謎とか引用とかではなく、キャラクターで受けているという指摘は、当然といえば当然だけど意外にあんまり言う人いないよね。
 とにかく、金がない状態だったので、エヴァ本は買わない、という原則のもとに歩き回る。と、目の前にYAT本が! おお、しかも結構好みの絵柄だ……ん? この絵柄はどこかで……、と思ったら目の前に座っていたのは知り合いだった……。ううむ。
 というわけで、カメレオン・カフェのYAT本『Don't Stop Me!』を入手。ギャグがくまたかつみさん風なのは気のせい? ちゃんとお色気もありでサービスサービス。うんうん。ついでに、買いそびれていたらしいオリジナル『市立聖橋学園 おひろめ編』も入手。こりゃ、おもろい。正当派(?)妙な学園コメディ4コマの佳作。無敵の転校生ネタが私のお気に入り。
 後は、ロビンJr本のころからお気に入りのスタジオBDで、ガオガイガー本『GREEN PLOT』と、オリジナル『小さな童話集』を入手。やはり、ガガガに行ったか……。とにかく、マモル君がかわいいので幸せ。オリジナルも結構、かわいいお話。こういうのを定期的に出してくれたりすると、ジャンルが自分の好みと離れてもついていくんだけどなあ。
 あと一冊はきりえけいこ『ミョンミョン博物記』(オフィスK)。こりゃ出来がいい、と思ったら、商業誌(少年ギャグ王)に掲載されたものだったのね。ありゃまあ。架空生物もの(そんなんあるか?)四コマの傑作といってよいかも。結構、読んでいると幸せになってしまうので、何度か読み返してしまった。まだ未収録の話が結構あるらしいので、ぜひまた出して欲しいもの。それにしても、このレベルでも単行本出してもらえんのか……。世の中寂しいねぇ。(1997.6.17)

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